ここ最近筆がにぶっていて(※)よくない!と焦っていて、原因について考えた結果、「漫画の絵を描くことのハードルが上がっている」のかなと思い当たったので、それを解消するべく100日間でいろいろ試してみます。頑張るぞ!
※具体的に言うと、短い漫画を描きながらいろんな試行錯誤をした方がよいのでは?4ページの漫画を描いてみるぞ!と思って描き始めたら3ページ描くのに2か月くらいかかりました。予定では4ページを1週間くらいで描くつもりでした。
〇この勉強の方向性
「漫画の絵を描くハードルを下げる」ために、何をするか考えました。
現状、
・一枚絵(カラー)は楽しく描ける
・動きのある絵は楽しい
・ヒトを描くのに苦手意識がある(特に顔)
・背景の描き方で迷走中
なので、
・モノクロの楽しさがいまいちわかっていない
・ちょっとした(日常程度の)動作を難しく考えている
・ヒトを何回も描かないといけないのが嫌
ということになります。
したがって、
・ヒトの勉強をして解像度を上げ、「描くの楽しいポイント」を増やす
・いろいろな描き方を試してみて、描いていて楽しいやり方を探す
・とにかく楽しく描く
を目標に勉強をします!
そして、10日ごとに締めの絵を描いてまとめることにします。
〇10日目までにやったこと
●勉強の概略
・「たてなか流 クイックスケッチ」のPart1を読み、本に則ってスケッチをしてやり方に慣れる。
・「ソッカの美術解剖ノート」を読破する。
・練習のお供のキャラクターを作る。
・自分の苦手を細分化し、練習方法を考える。
今回は主に、クイックスケッチに慣れながら、勉強したいこととそのやり方を探りました。
●勉強内容-本について
・「たてなか流 クイックスケッチ」のPart1を読み、本に則ってスケッチをしてやり方に慣れる。
↳Part2,3は必要だと思ったときに読み進める(「Part1から描き進めるときに読んでみよう」という内容のため)
・「ソッカの美術解剖ノート」を読破する。
↳実践にも触れつつ、とりあえず読破する。あとで読み返しながら勉強するため。
今回2冊の本を買ったのは、肩の力が入りすぎないようにするためです。「ソッカの美術解剖ノート」でヒトについて勉強して、描くのが楽しいポイントを増やしたかったのですが、おそらく難しく考えすぎてしまうので、「楽しく楽に描こう」というスタンスの「たてなか流 クイックスケッチ」の内容も一緒に身に着けようと思い、こちらの本も購入しました。
読んだ感想を書こうかと思ったのですが、今回全体的に文字が多くて時間がかかるので割愛します。どちらもとてもよかったです。
(↓途中まで書いた「クイックスケッチ」の方の感想↓
とても自分に刺さる内容でした。確かに、難しく描こうとしている…人間って左右非対称なのね…など!これから何回も読み返して凝り固まった思考を取っ払うお守りにしようと思います…!スケッチのやり方も、とてもわかりやすく楽しくできました。動きの印象をとらえるところから急に難しくなるけど…(笑) 当面は「見たもののリズム(擬音)を考えて描く」のを意識しようと思います。)
●勉強内容-クイックスケッチの実践について
本格的な勉強の前に、クイックスケッチを始めました。毎日続けるつもりです。「好きなもの、得意なものを描こう」ということだったので、「じゃあ刀ミュのスケッチをしよう!」となりました。話が飛躍しましたね。
自分の得意なもの・好きなものまたはその逆を考えるとこんな感じです。
・身体はひねっている方が描いていて楽しい
・蹴りとダンスが好き
・ポーズ集(静止画)だとやる気が起きない
そして、後述する「苦手」に関係するのですが、スケッチするのであれば
・同じモデルで引き・寄りや角度違いが見たい
・日常の動き(歩く、走るなど)もスケッチしたい
と思っていました。日常の動作はなかなかそれだけの資料がない(静止画でも動画でも)ので、なんやかんや考えた結果刀ミュが一番効率的かつ楽しいかなと思ったわけです。
ということで数日dアニメストアから視聴してスケッチして、とても楽しく実践できました。今後も続けたいです。…とはいえ、スケッチする場面を選ぶのに時間がかかるので、毎日続けるのは難しいなと思いました。長いからしょうがないね。今はAdorkaStockを利用しつつ、他のジェスチャードローイング用のサイトを探しています。刀ミュ含めていくつかのサービスを日替わりで使っていこうかなと思っています。ただ、基本的にお手本があり、著作権まわりがよくわからないので、あんまり表には出てこないと思います。水面下で続けています。
あと、やり方なのですが、
・見たものの音(擬音)をとらえる
・そのイメージでテンプレート(本に出てくるやつ)を描く
・余力があったら肉付けしたり濃い線で描く
でやっています。使っているのはクリスタのデフォルトブラシのデッサン鉛筆と、DL素材のやわらか鉛筆です。後者は濃い線で描くとき。
下記はお手本なしで音のイメージから描いてみたもの。
なんだか文量を割いてしまいましたが、基本的に水面下で続けます。時々こういうお手本のないスケッチを持ってくるかもしれません。
●勉強内容-キャラクターについて
・練習のお供のキャラクターを作る。
↳その場の手癖で描くよりちゃんとキャラクターを決めていた方が有用なため(わたしの経験則)。
作ったはいいんですけど名前を決めていないのと、あともう一人作ろうと思っていたのですが間に合わなかったのでまた次回にでも改めて書きます。
いつも実際に漫画の中で描きながらキャラデザを詰めるのですが、今回もそんな感じだったので、ぱっと出てくるラフはこんなのしか残っていないです。
とりあえず好みの女の子(ロングヘア釣り目お嬢様(概念))にしました。ほんとは和服だったんですけど身体の勉強するのに意味ないなと思ったので洋服にして、長袖だったんですが袖もむしりました。ごめんね。
●勉強内容-苦手について
・自分の苦手を細分化し、練習方法を考える。
↳思いつく限り挙げてみて、優先順位をつける。苦手意識が強い場合(良い練習が思いつかない場合)は無理をしないことにする。
箇条書きでメモっていたものはこんな感じ
・歩く(動作) 立つ 立って話す 考える 座る(動作) 走る(動作) しゃがむ(動作)
・顔→顔の練習をする(輪郭ムシ!表情メイン) 特に口
・筋肉
・人工物の背景
ポーズ(シーン?)の練習はクイックスケッチで頭を柔軟にしつつ、先ほどのスケッチっぽいやつで復習・定着という感じにしようかなと思っています。わりと刀ミュで歩いているスケッチを描いたときに手ごたえを感じたので。あと締めの絵でこの辺を意識しようかなと。
顔の方は、表情のスケッチもしてみようかな~と思っています。あと口はちゃんと口について勉強するつもりです。
下二つはとりあえず保留です。この100日間内に余力があったらチャレンジします。今回手を付けなくても、100日終わってからの課題にするかもしれないので書き出しました。
〇締めの絵
今回の絵です。「立つ」と「顔アップ」をテーマにしました。上は「どん」下は「ひゅっ」という音のイメージで描いています。音を決めると下書きから仕上げまでイメージの統一ができていいなって思います。「書き終わって大筆を持って書の前に立っているところ」だとそうはいかないですからね。
「立つ」だけの絵が続くとなかなかモチベが上がらないな~と思っていたのですが、「ソッカの美術解剖ノート」を読んで、コントラポストと重心の位置を楽しめばいいのか~となったので試してみました。あと、人間は非対称だと思うとちょっと楽に描けた気がします。
描いてみて改めて思ったのが、うまく(思ったイメージで)描けなくて修正に時間を食うと、これが絵ごとに続くのか…とやる気がだいぶ下がるなということです。なので、美術解剖学を勉強して最初からイメージを形にできる度を上げたり、リカバリーの手数を増やしたりするのは理にかなっている気がします。頑張ります。
ついでに、「肩の力を抜いて軽いタッチで長い線を引く」がめちゃくちゃ難しいので意識して変えていこうと思います…!いままで、早く筆を動かせばいいと思っていたのでね。
おまけ
ベタとかトーンとかの処理もいじってみようかな~と思ってベタで遊んだもの。処理を含めて絵柄を変えるつもりはないのですが、気が向いたら遊んでみます。
〇次に向けて
土台は作ったので、クイックスケッチを続けつつ「ソッカの美術解剖学ノート」の復習を始めます。次は主に顔の勉強をしようかなと思っています。
あと、これから10日ずつ100日間(残り90日)頑張るんですが、カレンダーに書き込むと下図のようになります。
4/15まで頑張ります。とか言いつつ今回早速一日ずれましたし、4/15は予定があるのでこれ通りには進みません。そんな感じのゆるいチャレンジです。
以上、10日目までのレポートでした。今回は足元を固めるターンだったので文字が多めで載せられる絵はほとんどなかったのですが、次回からは文字の量はガクッと減ると思います。そしてやること詰め込みすぎたので次回からはもうちょっとゆったりやります!というか勉強以外に絵描きたいし…。漫画も描きたいし……。
とりあえず10日、お疲れさまでした!
正直まとめるのが一番時間かかった気がします。